不動産売却の際に値引き交渉をされて、どう対応したら良いのかわからず困惑する方もいるでしょう。
強気すぎる対応も弱気すぎる対応も、どちらも希望に近い売却にはならないでしょう。
今回は、不動産売却時に値引き交渉されたらどうするか、値引き交渉の対策や価格設定についても解説します。
不動産売却の際に値引き交渉されたらどうする？
買主は、できる限り安く不動産を購入したいと考えているものです。
売主としては、値引き交渉されることを想定し、事前にどうするか対応を考えておけば余裕が持てるでしょう。
値引き交渉は、仲介の不動産会社をとおしてされることがほとんどですが、なかには直接買主から値引き交渉される場合もあるでしょう。
値引き額の相場は、2千万円～3千万円の不動産であれば、100万円～200万円程度です。
値引き交渉をされた場合は検討する時間をもらい、周辺の類似不動産の売却価格などを参考に慎重に判断しましょう。
不動産売却の際に値引き交渉された場合の価格設定とは？
不動産会社の意見を参考にしながら、不動産の価値と相場価格を自分自身で把握したうえで、値引きの価格設定をしましょう。
新築物件の場合は下2桁、70万円～90万円程度の値引きを目安にします。
このため、初めから70万円～90万円程度を売却価格に上乗せして売りに出す方も多くいます。
買主は売主が妥協したと思い、満足感を得ることができるでしょう。
また、売り出された時期も値引き交渉の重要な要素になります。
売り出されてから2、3か月～半年以上経っている物件は、値引き交渉されやすくなります。
半年以上経っても反響があまり良くない場合などは値引き交渉を受け、値引き相場程度の価格設定にすると売却がスムーズに進むかもしれません。
不動産売却の際に値引き交渉された場合の対策とは？
売り出し直後に物件の値引き交渉をされた場合は、それに応じず様子をみることが対策として大切です。
売り出し直後は購買意欲の高い内覧希望者が多く、値引きをしなくても売主の希望する価格で購入してもらえる可能性が高いためです。
また、1千万円を超えるような高額な値引き交渉を受けた場合は、きちんと断ることも買主のペースにしないための対策になります。
そして、値引きを始めるタイミングを見計らうことも、上手に値引き交渉をするための対策として必要でしょう。
売り出しから2か月ほど経った頃から、状況を確認しつつ値引きしすぎずに売却できるタイミングを見極めていきましょう。
まとめ
不動産売却をする際に値引き交渉を受けた場合は、事前にどうするか考えておくことが大切です。
初めから値引き交渉されると想定した価格設定や対策をしておけば安心です。
慎重かつ冷静な判断を心がけ、できる限り希望価格での不動産売却となるよう努めましょう。
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