不動産を購入する際には、住宅ローンを組むのが一般的です。
ですが、ローンは種類が多く、どのように選んだらいいか迷ってしまうことも少なくありません。
今回は、ローンをタイプ別に分け、選び方について解説していきます。
夫婦でローンを組むパターンもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
住宅ローンの金利タイプの選び方
住宅ローンは公的融資の「住宅ローン」、民間融資の「民間住宅ローン」、住宅金融支援機構と民間融資が提携した「フラット35」の3種類に分けられ、併用して利用することが可能です。
また、金利タイプも「全期間固定型」「変動型」「固定選択型」に分けられます。
全期間固定型は市場の影響を受けないため、住宅ローンの返済計画をしっかりと立てたい方におすすめです。
変動型は、市場の影響を受けるので、借入額が少ない方や、返済年数が15年以内の方に適しています。
固定選択型は「5年」「10年」と、一定期間の金利を固定できるため、固定期間終了後に大きな収入があったり、出費が減ったりする予定の方におすすめです。
住宅ローンの返済方法での選び方
住宅ローンには、返済方法が2種類あるのでご紹介していきます。
①元利均等返済
月々に払う返済額が一定になる方法です。
返済計画が立てやすく、元金均等返済に比べて返済始めの返済額が少なくなるメリットがあります。
一方で、元金が減るスピードが遅いため、最終的な返済額は元金均等返済よりも多くなります。
②元金均等返済
月々に払う返済額の元金が一定となるやり方です。
返済が進むにつれて、利息の額が減っていきます。
最終的な支払額は元利均等返済よりも少なくなりますが、最初に払う金額が多くなるリスクもあるので注意が必要です。
夫婦で住宅ローンを選ぶ際の選び方
夫婦で協力してローンを組む場合は、2通りの方法があります。
1つ目は、一つの物件に対して二人で分け合ってローンを組むペアローン方式です。
この方法では、夫婦が互いのローンの連帯保証人になって、合計2件のローンを組みます。
金額や期間などは個別で自由に決める事ができますが、利用先の金融機関は同じでなければならず、購入する住まいに二人で同居することも条件です。
2つ目は、夫婦の収入を合わせてローンを組む、連帯債務型ローンです。
この方法では、どちらか一人が債務者として、もう片方が連帯保証人としてローンを組みます。
この場合、二人の収入を合算して審査がおこなわれます。