家の売却をするなら、先に空き家にしたほうがスムーズに売却できるといわれます。
しかし、さまざまな事情から不動産に住みながら売却したい方は少なくありません。
今回は住みながら売却する方法やその場合のメリット、さらにスムーズに売却したいときの注意点をチェックしていきましょう。
不動産を住みながら売却する方法！リースバックという方法も
不動産を住みながら売却するのは、売り先行と呼ばれる方法になります。
売り先行とは不動産を売却してから新居を探す方法で、売り先行と逆の方法が買い先行です。
売り先行で売却するには、まずは査定をしてもらい、不動産に住みながら売却活動します。
買い手が見つかり契約完了後、不動産の引き渡しまでに新居を探して引越をする方法です。
売り先行にすると、新居購入の資金や引越の資金を売却で得た資金から使えるのが魅力でしょう。
不動産を住みながら売却する方法の1つに、リースバックというものもあります。
リースバックとは不動産会社に不動産を買い取ってもらう方法で、賃料を支払えば売却した不動産に住み続けることが可能です。
住みながら不動産を売却するメリット！内覧時にもメリットがある
住みながら不動産を売却するメリットは2つです。
1つは住み替え費用が安く済む点で、もう1つは内覧時に不動産をアピールできる点。
買い先行で不動産を売却した場合、新居購入や引っ越しのための費用を用意しなければいけません。
しかし、売り先行で住みながら不動産を売却すれば、売却で得た資金を新居購入や引っ越しのための費用に充てられるので、資金がなくても住み替えが可能です。
内覧時に購入希望者に不動産をアピールできる点では、生活感が出るデメリットはあるものの、どのように家具を配置できるのか、どんな暮らしができるのかを具体的に伝えられます。
「ここからの景色が良い」「この時期は窓を閉めておけばエアコンはいらないくらい日当たりが良い」など、住んでいないとわからない不動産の魅力が伝えられるのです。
不動産を住みながら売却する際の注意点とは？事前調査が必要なことがある！
住みながら不動産を売却する注意点は2つで、1つは内覧について、もう1つは事前調査が必要なポイントがある点です。
内覧では魅力を伝えられるメリットはあるものの、生活感が出るデメリットがあります。
いつ内覧があっても良いように、こまめに掃除をする必要があるでしょう。
また、内覧希望日に指定されることが多い土日祝を中心に、スケジュールを空けておく必要があります。
売却活動と並行して事前調査が必要なのは、新居と引っ越し先です。
予想よりスムーズに売却が決まった場合、新居を探すのが間に合わず、仮住まいに引っ越しをしなければいけない可能性があります。
新居を探しつつ、引っ越しにどれくらいの費用と時間がかかるかを事前調査すると良いでしょう。
