今回は日本を代表する作家・林芙美子が生涯を終えるまで住んでいた家を利用した新宿区の「林芙美子記念館」についてご紹介します。
林芙美子の生涯を感じられるとともに、古き良き時代の日本家屋についても見学することができる「林芙美子記念館」の概要について見ていきます。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
新宿区「林芙美子記念館」の見どころや概要
林芙美子は、「放浪記」や「浮雲」などで知られる昭和初期に活躍した小説家です。
「林芙美子記念館」は、実際に林芙美子が生前住んでいた建物を利用しており、記念館として一般公開しています。
山口文象の設計による数寄屋造りの平屋建ての家は、芙美子名義の生活棟と夫で画家である緑敏名義の仕事場棟の2棟を渡り廊下でつなぎ合わせた造りです。
京風と民家風の良さを兼ね備えた建物は、掘りごたつや戸棚、押し入れなどが備わった暮らしやすい茶の間や、書斎として利用していた趣ある納戸などがあり、純粋に建物の見学だけでも楽しめます。
そのほか、客間としても使用されていた小間や、現在は展示室として使用されている緑敏のアトリエも見学可能です。
また、見どころでもある「ふみこの庭」と呼ばれる庭では、四季折々の花を楽しむことができます。
ざくろやオリーブなど芙美子本人が買い求めた植物が、現在もシンボルとして咲いています。
ふみこの庭は芙美子の死後、緑敏が手を入れ現在のような美しい庭となったそう。
春にはチューリップやカルミア、ツツジ、夏にはクチナシやガクアジサイ、シモツケソウ、秋にはヒガンバナやホトトギス、キンモクセイ、冬にはフキノトウやフクジュソウなどを楽しめます。
また、マーガレット・メリルやダンジリバヤシ、ニューウェーブなどバラの種類も豊富です。
新宿区「林芙美子記念館」へのアクセスや基本情報
林芙美子記念館の基本情報は以下のとおり。
きれいに改装された中井駅からほど近い場所となっています。
●住所:東京都新宿区中井2-20-1
●アクセス:西武新宿線、都営地下鉄大江戸線「中井駅」から徒歩7分
●開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
●休館日:月曜日(月曜日が休日にあたるときはその翌日)、年末・年始(12月29日~1月3日)
●入館料:一般150円、小・中学生50円(団体20名以上の場合は一般80円、小・中学生30円)
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まとめ
新宿区にある「林芙美子記念館」をご紹介しました。
複雑な生い立ちをも乗り越えて作家として大成した林芙美子の生涯を辿るだけでなく、風情ある日本家屋や四季折々に咲く美しい花々を楽しめる施設です。
お近くにお住まいを予定されている方もぜひ一度足を運んでみてくださいね。
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