所有する不動産がシロアリの被害に遭い、売却ができないかもしれないと悩んでいませんか?
シロアリ被害のあった家でも売却する方法はあるので、安心してください。
この記事では、シロアリ被害についての説明と、シロアリ被害に遭った家の売却方法や注意点について解説します。
シロアリによる家への被害とは
シロアリは建物を支える基礎部分や柱などの木材を食い荒らす害虫で、短期間で驚異的に数を増やして建物に損傷を与えます。
シロアリ被害のみで建物が倒壊することはありませんが、耐震性や耐久性が損なわれ、資産価値が低下する点に注意が必要です。
かといって売買契約時にシロアリ被害を隠してはいけません。
売買契約では雨漏りやシロアリ被害に関して売主の修復義務があるため、きちんと修復と告知をおこなって売却しましょう。
シロアリ被害に遭った家を売却する方法とは
シロアリ被害に遭った家を売却する方法は3つあります。
1つ目はシロアリを駆除し、被害に遭った箇所を補修してから売却する方法です。
駆除の費用は1坪あたり5,000円〜1万円と高額ですが、専門業者に依頼し確定申告をすれば、所得税の雑損控除の対象となります。
駆除をしても白アリが再発する可能性があるので、売買時には必ず被害の有無を重要事項説明に記載し、大手不動産会社の保証や既存住宅売買瑕疵保険を付けて売却しましょう。
2つ目は、古家付き土地として売却する方法です。
この売却方法を取ると、土地を購入したい方も購入希望者に加わるため、売却の可能性が高まります。
また、建物の取り壊し費用がかからない、固定資産税等の軽減措置が受けられるなどのメリットもあります。
3つ目は、建物を解体して土地として販売する方法です。
過去のシロアリ被害や今後の再発による契約不適合責任の恐れがなくなるため、建物を解体して更地にしてしまう方法は安心できる方法だといえます。
しかし、建物の解体費用は30坪の木造建築の場合でも100万円以上必要であり、期間も1か月程度かかることに注意してください。
シロアリ被害にあった家を売却するときの注意点
シロアリ被害などの重大な瑕疵がある場合は買主への告知が義務付けられており、瑕疵を隠して売却すると契約不適合責任の対象となります。
そうなった場合、売買契約を解除されたり損害賠償を請求されたりとトラブルを抱えることになるでしょう。
もう1つの注意点は、シロアリ被害のある家の売却には時間がかかることです。
不動産会社から買取希望者へシロアリ被害の程度や修繕歴の説明に時間を要するほか、問題のある家の買取を嫌ってなかなか買い手がつかないなどの理由があります。
そのため、前述した売却方法を用いて売却しやすい土地や建物に変えてから売却するのがおすすめです。
まとめ
シロアリが発生すると、建物の基礎部分や柱が食い荒らされ、耐震性や耐久性が損なわれます。
シロアリ被害にあった家を売却するためには、シロアリを駆除し家を修繕する・古家付き土地として売り出す・家を解体して更地にして売り出すなどの方法があります。
シロアリ被害にあった家を売却する際は、被害を隠さないことと時間がかかることに注意しましょう。
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