東京には品川歴史館庭園や日野宿本陣庭園、明治記念館庭園など100箇所以上の庭園があるのをご存じでしょうか?
東京都杉並区にある角川庭園は、2009年に開園した区立公園です。
角川庭園の敷地内には歴史的建造物があり、都民の憩いの場として親しまれています。
そんな角川庭園の概要や、角川庭園にある幻戯山房(げんぎさんぼう)などの見どころを見ていきましょう。
杉並区立角川庭園の概要とは?
まずは、杉並区立角川庭園の概要から見ていきましょう。
角川庭園は、俳人で角川書店を創設した角川源義氏の旧邸宅でした。
2005年に角川源義氏の遺族から杉並区に寄贈され、整備して2009年に区立公園として開園しています。
旧邸宅は木造2階建ての数寄屋造りで、2009年に国の登録有形文化財に登用されました。
国の登録有形文化財ですが一般公開されていて、茶室や各部屋を借りることができます。
庭園部分は公園として公開され、梅・野いばら・マユミ・ビワなど四季折々の植物を楽しむことが可能です。
また、石畳の小径や水琴窟、句碑など見どころは満載。
杉並区民でなくても、1度は訪れたくなるスポットです。
角川庭園 基本情報
●所在地 東京都杉並区荻窪3丁目14-22
●利用時間 9:00~17:00
●アクセス 荻窪駅から徒歩15分
杉並区の角川庭園にある幻戯山房とは?
杉並区の角川庭園にある幻戯山房は、近代数寄屋造りというスタイルで、モダン住宅の先駆けともいえるシンプルなデザインが特徴です。
近代数寄屋造りとは昭和初期に建築家の吉田五十八氏によって確立された建築手法で、茶室の様式を住宅に取り入れたもの。
有名な近代数寄屋造りの建物には、世田谷区ある猪股邸(猪股庭園)があります。
近代数寄屋造りの基となった数寄屋造りの特徴は、自然との調和・シンプルな意匠です。
建材には自然素材を取り入れ、床の間の段差や柱の本数を減らすといった設計がされています。
近代数寄屋造りはその特徴を取り入れ、生活しやすい間取りが考えられているのです。
寄贈後に改修し部屋を広くしたりしていますが、基本の造りは1955年に竣工した当時のままで、2009年には近代数寄屋造りの好例として国の登録有形文化財に登用されました。
幻戯山房の見どころは、建具を全て引き込むと、庭と一体となったような大空間が生まれる点です。
また、2階の和室には伝統的な透かし彫りの欄間があり、昔ながらの伝統の技を感じることができます。
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まとめ
杉並区立角川庭園を紹介しました。
有形文化財に登用された幻戯山房はもちろん、四季折々の自然が楽しめる庭園も人気のスポットです。
東京都杉並区にお住まいの方は、リフレッシュをしに出かけてみてはいかがでしょうか。
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