マンションを購入すると、毎月の住宅ローンだけではなく「修繕積立金」の支払いもあります。
修繕積立金について、相場がいくらか?なぜ値上げされるのか?など疑問を抱く方もいるでしょう。
そこで今回は、マンションの修繕積立金についてご紹介します。
値上げの理由や適正値、管理費との違いなどにも触れるので、ぜひ参考にしてください。
マンションの修繕積立金とは?管理費の違いも解説
マンションの修繕積立金とは、建物の診断や修繕工事のために使われる費用です。
将来的にくるであろう大規模工事に備えて、積み立てられます。
修繕積立金の価格は、長期修繕計画に基づき決められています。
長期修繕計画とは、マンションの老朽化を予防して、性能を維持するための計画です。
マンションへの支払いには、管理費の項目もありますが、こちらはマンションの共用部分にある設備の維持管理に使う費用なので、混同しないようご注意ください。
マンションで快適に生活をするために、マンション購入者がお金を出しあって管理する仕組みです。
マンションの修繕積立金が値上げされる理由とは?
マンションの販売時に修繕積立金が安く設定されていると、支払いの負担が減るので良いと考える方も多いでしょう。
しかし、修繕積立金が少ないと、将来的に修繕工事費用が不足してしまうので、段階的に値上げする「段階増額積立方式」がおこなわれるかもしれません。
実際に、修繕積立金が不足して、工事ができなくなったというケースもあります。
修繕工事をおこなう際に、修繕積立金が値上げされる場合もあるでしょう。
また、修繕積立金とは別に「一時金」を請求され、その資金で工事をすることもあります。
修繕積立金が不足して、工事をしないという選択肢もありますが、問題の解決にはなりません。
いずれ訪れる工事のタイミングに備えることが重要です。
マンションの修繕積立金の適正値とは?
令和3年9月28日に、国土交通省がマンション管理の適正化を推進した法律の改正をおこないました。
修繕積立金のガイドラインの見直しがあり、適正値も決められています。
修繕積立金の月額目安の計算方法
修繕積立金は、「専有床面積あたりの修繕積立金の額×購入予定のマンションの専有床面積+機械式駐車場の修繕工事費×駐車場数÷住戸数」で算出されます。
この専有床面積あたりの修繕積立金の額は、目安として1㎡あたり200円となります。
ただし、この適正値に関しては値上げしていくマンションも多いので、あくまでも目安として考えるのが妥当です。
まとめ
マンションを購入する際には、修繕積立金の額などをしっかりと把握して、今後の生活において問題がないかどうかを確認しましょう。
工事ができないことも問題となりますので、安心してマンションで暮らし続けることができる選択が必要です。
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